• 信長・秀吉、京の城と社寺

  • 分類歴史・社会・教育

京の公家日記から見た「本能寺の変」の実相。秀吉は京都をどのように改造したのか。天正少年遣欧使節が聚楽第の秀吉に謁見したシーンとは。

分類
歴史・社会・教育
表題
信長・秀吉、京の城と社寺
執筆者
山嵜 泰正
版型
A5判
頁数
331頁
発行日
ISBN
ISBN978-4-89320-179-9
価格
1700円+税

「御所参内・聚楽第行幸図屏風」上越市立総合博物館・提供

「藤戸石」とは、『源平の争乱で「源氏の勝利石」として尊崇され、倉敷から京都に運ばれ、信長が足利義昭将軍のために献上した。本能寺の変後、「藤戸石」 は天下人・秀吉の聚楽第に運ばれ後陽成天皇の行幸で天覧に預かった。しかしその後、聚楽第は破却され、「藤戸石」は醍醐寺三宝院の庭に運ばれた(本文よ り)』という石です。

その「藤戸石」をキーワードに、歴史の真相と謎をさぐります

京の公家日記から見た「本能寺の変」の実相。
秀吉は京都をどのように改造したのか。
天正少年遣欧使節が聚楽第の秀吉に謁見したシーンとは。
方広寺大仏殿になぜ善光寺如来が?
織田信長・豊臣秀吉・徳川家康・木食応其・古田織部・狩野永徳・長谷川等伯などの人物も深く描く・・・

本の口絵には、上越市立総合博物館提供による、「『秀吉御所参内・聚楽第行幸図屏風』左右隻」を掲載しております。

歴史好きでなくとも手にとってみたくなる一冊です。

目次
  • プロローグ 藤戸石
    第一章 織田信長の建てた京の城と「下御所」
    第二章 信長が上杉謙信に贈った『洛中洛外図屏風』と信長の京都焼き討ち
    第三章 本能寺の変 京都の公家日記から見る真相
    第四章 秀吉はどうして関白になれたのか
    第五章 秀吉の聚楽第とお土居
    第六章 聚楽第へ後陽成天皇の行幸
    第七章 天正遣欧使節の帰国・インド副王使節謁見
    第八章 千利休の切腹
    第九章 京・方広寺大仏と木食応其
    第十章 関白・秀次事件
    第十一章 慶長の大地震と伏見城
    第十二章 吉野と醍醐の花見
    第十三章 方広寺大仏殿と善光寺如来
    第十四章 関ヶ原の合戦前後
    第十五章 豊国神社の祭礼屏風
    第十六章 古田織部と大坂の陣
  • エピローグ 藤戸石(醍醐三宝院庭園)