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井蛙雑記
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分類エッセイ
四方を山に囲まれた小さな村落で生まれ育った井の中の蛙にも似た筆者が、広大な世界のごく一端に過ぎないもの乍ら、見聞し、体験し、また考察した事柄について人生の折々に綴った雑文を、一部加筆の上で編集して、地元大阪で開催される二度目の万博に合わせて上梓することを目論んだ。本書のタイトルを『井蛙雑記』とした所以である。…
なお、本書カバーの装画は、村落の東に位置し千早城址を頂く通称「楠公さん」を下部中央に配して、周囲の山々とそれらに囲まれた青空の写真を組み合わせて井蛙の世界を表現したものである。 (「はしがき」より)

- 分類
- エッセイ
- 表題
- 井蛙雑記
- 執筆者
- 杉本 重雄
- 版型
- 新書判
- 頁数
- 324頁
- 発行日
- ISBN
- 978-4-89467-514-8
- 価格
[目次]
はしがき
第一章 ふるさと「千早」
「千早」は超強力パワースポット
千早城の語源
楠木正成考
千早への思い
千早赤阪村章考案の真相
第二章 京都「先斗町」の語源
カルタ賭博から読み解く京都「先斗町」の語源
「先斗」謎解きの経緯
著者の周辺(『先斗町地名考―ポントの謎を解く』)
『広辞苑』の語釈に挑む―自説が新版に採用されるまで
「ピンからキリまで」の語源
第三章 語学
私の蘭学事始―本邦初『スペイン語大辞典』の執筆に参加して
外国語教育を考える―小学校英語の是非をめぐって
日本語が危ない!
ピレネーを越えて―私のフランス語奮闘記
イスパニア語と私
第四章 スペイン古典劇の楽しみ
スペイン古典劇と私
『サラメアの村長』―森鷗外が紹介したスペイン古典劇
『気取り屋ベリサ』―私が出演したスペイン古典劇
古典劇に見るスペイン黄金世紀の風俗
『マドリードの鉱水』―アルマグロ古典演劇祭より
ビリャンシーコの謎―ドン・ヒルと黒マリア伝説
「星の王子さま」との再会―Adolfo Marsillach氏を訪ねて
アルマグロで見る黄金世紀の夢(上)―古典劇セミナー
アルマグロで見る黄金世紀の夢(下)―『人生は夢』
『農場の番犬』―ゴヤ映画賞に輝いた古典劇
第五章 紀行、その他
「マドリード」の起源―王宮前の発掘現場から
「エデンの園」への旅―映画El perro del hortelanoの故郷シントラを訪ねて
ユステの僧院に晩年のカルロス五世を訪ねて(上)
ユステの僧院に晩年のカルロス五世を訪ねて(下)
ザビエル城とカルチエ・ラタン―『南蛮のみち』を辿って
南米三国一人旅
サンティアゴ巡礼紀行
慶長遣欧使節の足跡を追って
イグアス、マチュピチュ紀行
「数独」をエクセルで解く
「ホーム・アローン」
セレンディピティー
サンティアゴとホタテ貝
生成AI体験記
「畳」の日
美意延年
銀行という職場
東京オリンピックを見て
付録
父の面影
シリーズ この人
思い出
私の戦記