• 女性法曹のあけぼの

  • 分類歴史・社会・教育

この本は、日本で初めての“女性”弁護士になった、三淵嘉子、中田正子、久米愛という3人の女性の生涯をまとめたものです。
男尊女卑が当たり前の時代の中で、彼女らは何を考え、どんな苦難を乗り越えて来たのか。
筆者自身も「女性弁護士」であり、3人の先駆者に向けた強い思いが込められた一冊です。

分類
歴史・社会・教育
表題
女性法曹のあけぼの
執筆者
佐賀 千恵美
版型
A5判
頁数
267頁
発行日
ISBN
978-4-903762-10-4
価格
1500円+税

『三人の女性弁護士』
昭和15年、男尊女卑が当たり前の時代。
そんな時代のなか、日本で初の女性弁護士3名が誕生した—

女性弁護士の黎明期を、インタビューや文献資料に基づき記したノンフィクション。
法曹史、女性史いずれにおいても貴重な資料として意義深い一冊です。

目次

はじめに

第一章 女性弁護士の誕生
    女性が弁護士になった/女に法律なんて/女子部の浮き沈み

第二章 三淵嘉子—初の、女性の裁判所長
    草分け/嫁に行けない/プロフェッショナル—司法試験に
    結婚/地獄の日々/お役人になる/いよいよ裁判官/名古屋へ
    再び東京へ/再婚/裁判所長に/退官の日/野に下る/世を去る

第三章 中田正子—代議士の妻として
    たった一人の生存者/生い立ち/法律を志す/弁護士となる
    結婚/戦いの後/議員の妻/母として/おしどり夫婦/
     女性で初の弁護士会長/追記

第四章 久米愛—女性のドン
    三つの個性/足跡/夫との出会い/人生を開く—結婚と合格と
    キャリアウーマンへ/戦争/焼け跡からの動き
    妻として・母として/国連の仕事/弁護士の仕事
    最高裁の判事に推される/久米の人生観/世を去る

あとがき

著者略歴

佐賀 千恵美

1952年 熊本県で生まれる。
1977年 司法試験に合格。
1978年 東京大学法学部を卒業。
1978年 司法修習生(第32期)。
1980年 東京地方検察庁の検事。
1981年 同退官。
1986年 弁護士登録(京都弁護士会)
1996年 京都弁護士会の副会長。
2001年 京都府労働委員会の会長。
2001年 佐賀千恵美法律事務所を開設。

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