• 移住者の実態からみる都市農村関係論

  • 分類研究書

~果たして「移住」は農山村の未来を突き動かす原動力となるのだろうか? 移住の実態はどのようにあるのだろうか? 本書は,それらの問いについて完全な答えを提供することができているとは言えない。しかしながら,その解答に少しでもつながる情報を世の中に提供することはできたのではないかと自負している。

〔あとがきより〕

分類
研究書
表題
移住者の実態からみる都市農村関係論
執筆者
山下 良平・その他
版型
A5判
頁数
156頁
発行日
ISBN
978-4-89467-348-9
価格
1980円(税込)

解題 我々が移住に着目する理由

第1部 移住にまつわる制度と現状

第1章 人口減少に伴う社会的機能の低下とコミュニティの関係
第2章 出身地への回帰的移住に関する潜在的需要と支援施策
第3章 移住希望者の移住要件と情報収集行動
第4章 地域おこし協力隊の制度及び現状
第5章 新規参入者の農地確保に関する研究

コラム1  心機一転,IT 企業人から地域おこし協力隊の道へ

コラム2 地域おこし協力隊で培った行動力とネットワークで起業

第2部 新たな移住の視点

第6章 南海トラフ巨大地震を想定した地域観に基づく移住意向
第7章 後継者世代の避難(移住)のかたちとそこで得たもの
第8章 移住した研究者が見た農村地域

あとがき

執筆者紹介(執筆順)

山下 良平― 解題、第2章、第6章 ―
1980年生まれ、石川県出身。
神戸大学大学院自然科学研究科博士課程後期課程修了、博士(農学)。
日本学術振興会特別研究員、東京理科大学理工学部助教を経て、現在、石川県立大学生物資源環境学部准教授。

齋藤 朱未― 第1章、第7章、あとがき ―
1984年生まれ、青森県出身。
岩手大学大学院連合農学研究科博士課程修了、博士(農学)。
明治大学研究・知財戦略機構研究推進員を経て、現在、同志社女子大学生活科学部准教授。

包 薩日娜― 第3章、第5章 ―
1982年生まれ,中国内蒙古自治区出身。
京都大学大学院農学研究科博士課程修了、博士(農学)。
明治大学研究・知財戦略機構研究推進員を経て、現在、京都大学学際融合教育研究推進センター森里海連環学教育ユニット研究員。

桒原 良樹― 第4章 ―
1989年生まれ、神奈川県出身。
東京農工大学大学院連合農学研究科博士課程修了、博士(農学)。
現在、東京農工大学農学部・農学府特別研究員。

岸岡 智也― 第8章 ―
1985年生まれ、大阪府出身。
京都大学大学院農学研究科博士課程修了、博士(農学)。
京都大学大学院地球環境学舎博士研究員を経て、現在、金沢大学地域連携推進センター教務補佐員。