• 心はいつも晴れ ―ヨットインド洋横断―

  • 分類滞在記・紀行文

「六十歳を超えて、インド洋をヨットで横断した日本人女性が何人いることだろう」

この航海記は、定年後の著者が世界一周を目指すヨット「結丸」に乗船し、約一ヶ月かけてインド洋を横断した壮大な冒険の記録です。壮絶な船酔いとの闘い、途中「水葬」を冗談交じりに心配されるほどの体調不良、そして次第に慣れていく海の生活。マレーシアからレユニオン島、南アフリカへと続く航海では、現地の人々との心温まる交流や、インド洋の360度の海景色、喜望峰通過の感動が生き生きと描かれています。

若い頃のヨット経験を生かしながらも、初の外洋航海に挑戦した著者の勇気と好奇心が、読む人の心をつかむ一冊です。海を愛する全ての人、そして人生に新たな冒険を求める人々へ贈る感動の物語。

分類
滞在記・紀行文
表題
心はいつも晴れ ―ヨットインド洋横断―
執筆者
福田 みはる
版型
A5
頁数
170頁
発行日
ISBN
978-4-89467-520-9
価格
1,500
第一章 人生何が起こるかわからない  1P
結丸との出会い/結丸出航の朝/行きたい!


第二章 出航までの天国  9P
インド洋横断の準備/それでもゆったりとしたマリーナ生活

 

第三章 無寄港インド洋横断  17P
話は聞いていたけれど……壮絶な船酔いとの戦い/
『水葬』はごめんや!/航海日記/
毎日、三百六十度、海だけ/深夜、本船接近の恐怖/
太陽は神/鏡になったインド洋/
インド洋の表情は七変化/ついに来た、レユニオン島

 

第四章 レユニオン島での日々  43P
やっと、水が使える!/「幸運の島」の予感/
S子ファミリーとの出会い/お隣さん/
「おおきに」はいい響き/水曜日は休日/
レユニオンの美しさは、海だけではない/
ようやく一人行動/おもてなしの形/次のレグに向けて/
出航前日、サンジルの美しいビーチへ/
ありがとう、レユニオン

 

第五章 アフリカ大陸をめざして  79P
インド洋上、キャプテンのバースデー/
幻覚、幻聴、不審行動/船はどっちを向いている?/
真ラン・観音開きは苦手/アフリカ大陸は、もうすぐそこ/
リチャーズベイ夜間入港

 

第六章 リチャーズベイでの日々  97P
ようやくアフリカ大陸に上陸/同じランドリーで洗濯する仲/
アフリカ社会の現実/日本から支えてくれた人たち/
すべてがビッグサイズ/街を歩く

 

第七章 アフリカ最南端を目指して  117P
リチャーズベイからポートエリザベスへ/
ポートエリザベスの日々 — ここでもいろいろな人に助けられ
て —/素敵なランドリー時間/高まる自然治癒力/
音楽も共通言語/私の最終レグスタート/踏ん張れ、結丸/
ついにアガラス岬/喜望峰通過 — 雄大、荘厳、言葉にできない感動 —/ハウトベイ入港 — 目に見えないものに守られて —/ハウトベイにて

 

第八章 人の縁の不思議  149P
ケープタウンからドーハへの機内にて/
私をインド洋に連れて行ってくれたもの/家族のこと/
自分の夢の実現に向けて —心はいつも晴れ—