エコノミック・アテンション まとめ

※「エコノミック・アテンション」に関するバックナンバー

エコノミック・アテンション ―「読みやすさ」を考える―

エコノミック・アテンション その2―文章を分かりやすくするチェックポイント(1)―

エコノミック・アテンション その3 ―文章を分かりやすくするチェックポイント(2)―

エコノミック・アテンション その4 ―文章を分かりやすくするチェックポイント(3)―

エコノミック・アテンション その5 ―文章を分かりやすくするチェックポイント(4)―

エコノミック・アテンション その6 ―文章を分かりやすくするチェックポイント(5)―

これまで6回に分けて、文章を分かりやすくするための、16個のチェックポイントをご紹介してきました。

  1. ひとつの段落の内容はひとつに絞る
  2. 伝えたいことは段落の最初に置く
  3. 一文を短くする
  4. 読み違いを防ぐ
  5. 主語と述語は近くに置く
  6. 修飾語と修飾される言葉は離さない
  7. 接続詞を多用しない
  8. 同じ助詞を繰り返さない
  9. 「~こと」を多用しない
  10. 指示語に注意
  11. 「である」と「です・ます」の混在に注意
  12. できるだけ肯定文で書く
  13. 受身の文章はわかりにくい
  14. 漢字とかなは意味によって使い分ける
  15. 読んでみる
  16. 読ませてみる

つまるところエコノミック・アテンションとは「いかに読み手に伝わりやすい文章にするか」への配慮に尽きます。

客観的な目で読み直してみる。
くどい表現や長すぎる文章はすっきり整理する。
幾通りにも解釈できる文章は改める。

読み手がストレスなく、ストレートに書き手のメッセージが伝わる文章なら、きっと手に取って読んでもらえる機会が増えることでしょう。

この連載の1回目で「書きたいことが一通り書けたら50%は完成」と申しました。

文章をブラッシュアップすることで、自分の文章がどんどん変わってゆくプロセスも含めて「文章を書く」という自己表現の難しさと、それ以上の楽しさを感じていただければ幸いです。