自費出版と校閲 その3

※「自費出版と校閲」に関するバックナンバー

自費出版と校閲

自費出版と校閲 その2

前回に引き続き、弊社の行う校閲の内容です。

2.事実関係の誤り
史実関係(年号、曜日、固有名詞、事件など)の確認、企業・著名人のプロフィールに誤りがないか、チェックを行います。
その際には、できるだけ元の情報(一次情報)に照らし合わせることが重要です。

(1)歴史は変わる
歴史上の事件や学術的な事項は、新しい研究成果の発表によって内容が変わることがあります。最近ですと、教科書に記載される「大化の改新」や「鎌倉幕府成立」の年号が変わることや、聖徳太子の歴史的扱いが変わるというニュースは、記憶に新しいことと思います。
このような例は枚挙に暇がなく、校閲の際にはその都度信頼がおける最新情報と照らし合わせる必要があります。

(2)学術分野も変わる
医学や科学技術関係は日進月歩の世界です。
新しい研究発表により新しい真実が明らかになり、これまでの常識が覆ることはよくあることです。
このあたりは、信頼のおける最新の情報に当たることが必要になります。

(3)言葉も変わる
世相や国際情勢を反映して、単語の表記方法が変わることもあります。
ひと昔前では問題なかった表現でも、現在は差別的またはその他の事情によって表現を変えた言葉はたくさんあります。
完成した本は著者の手を離れ、色々な人の手に渡りますから、このあたりはリスク回避という観点からも、現在の表現に改める方が良いでしょう。

11月度自費出版相談会のお知らせ

予約制ですので「ゆっくり」・「じっくり」ご相談いただけます。
まずは自費出版に対する疑問、ご希望をお聞かせください。
原稿の作り方から冊子の装丁まで、丁寧にサポートします。
ご相談、お見積は無料です。どうぞお気軽にご相談ください。

日時:11月16日(水)、29日(土) 9:00~18:00

相談会は予約制となっております。
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