ISBNコードのお話
ISBNは「International Standard Book Number」の略称です。
世界中で発行される書籍の、発行国、出版社名、タイトルなど、その本の情報を記録する「本の戸籍」のようなもので、日本では国際標準図書番号と呼ばれます。
日本では1981年からISBNを運営する国際団体に加盟し、出版物へのISBNの記載を推進しています。
その後2007年に表示方法が改められ、現在では13桁の数字でその本固有の番号を示します。
その表記ルールは次のように定められています。
①フラグ-②国記号-③出版者記号-④書名記号-⑤チェックデジット
北斗書房で発行する場合は、
「978-4-89467-AAA-B」
となります。
①フラグの(978)は書籍出版業を、次の②国記号(4)は日本を表します。
③出版社記号(89467)は北斗書房固有の番号で、ここまでは当社で発行するISBNコードは共通になります。
④書名記号(AAA)が書籍固有の番号で、最後の⑤チェックデジット(B)は前列の計算によって導き出されるチェック用の数字になります。
また、書店で販売される本の場合は、ISBNにその本のカテゴリーを表すCコードと本体価格を加えた「日本図書コード」が表示されます。ISBNコードと日本図書コードを合わせて書籍JANコードと呼ばれ、バーコードと共に書籍に指定位置に表示されます。
日本図書コードは書店やアマゾンで販売する場合には必須になりますが、販売を目的としない、いわゆる私家版の書籍には必ずしも必要ではありません。
ただISBNコードは、私家版であってもお付けになることをお奨めします。
冒頭で述べましたように、ISBNコードには「本の戸籍」という意味合いがあります。
ISBNコードを付けることにより、その書籍は正式に日本で発行されたものとして登録され、国会図書館に保存されます。
自分の作品が国内の正式な出版物として国会図書館に保存され、出版物のデータベースにも登録されます。
その本が日本国内で発行された本であることを公的に証明するわけですから、これは本にとって大きな意味を持つと、私共は考えています。
ISBNコードは、書店流通をしない自費出版や、ごく親しい方に配る30冊だけの私家版であっても取得できます。
北斗書房では、自社で制作した自費出版作品には、無償でこの「ISBNコード」をお付けしております。
どうぞお気軽にご相談ください。
2月度自費出版相談会のお知らせ
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