• 『阿弥陀経』の構造の研究

  • 分類人文・思想

仏教・浄土教の研究書。

〈『阿弥陀経』の教えの精神〉という要素をまじえて、鳩摩羅什訳『阿弥陀経』の構造を考察。

その他、同経の対告者記述の役割や、浄土教経典などに見られる阿弥陀仏と諸仏の関係性などを検討。

分類
人文・思想
表題
『阿弥陀経』の構造の研究
執筆者
角野 玄樹
版型
A5判
頁数
168頁
発行日
ISBN
978-4-89467-493-6
価格
1,100円(税込)
目 次

序 章 本研究の立場と〈『阿弥陀経』の教えの精神〉序説

第一章 『阿弥陀経』の構造と教えの精神
 はじめに
 第一節  羅什訳『阿弥陀経』の本文
 第二節  本経①②の構造(題名等と、釈尊・仏弟子集合場面)
 第三節  本経③の構造(極楽と阿弥陀仏の名前の提示)
 第四節  本経④の構造(極楽の欄楯・羅網・行樹)
 第五節  本経⑤の構造(極楽の池・楼閣)
 第六節  本経⑥の構造(極楽の天楽・黄金地・曼陀羅華)
 第七節  本経⑦の構造(極楽の鳥・行樹・羅網の音声)
 第八節  本経⑧の構造(阿弥陀仏・声聞・菩薩)
 第九節  本経⑨の構造(往生者)
 第十節  本経⑩から⑮の構造(六方諸仏の誠実の言)
 第十一節 本経⑯の構造(経名の由来)
 第十二節 本経⑰⑱の構造(諸仏の称説・結文・尾題)
 小結

第二章 『阿弥陀経』の対告者記述の意義
 はじめに
 第一節 本経対告者記述の意義・役割
 第二節 対告者表記直前の接続語などのはたらき
 小結

終章 本研究の意義と今後の課題

付章 阿弥陀仏と諸仏の関係
 はじめに
 第一節 『無量寿経』における法蔵の思惟摂取
 第二節 第十七願・六方段・『観経』第九観の阿弥陀仏と諸仏の関係性
 おわりに